桜井洸希

エッセイスト桜井洸希 サラリーマンの仕事の悩みを一瞬で解決する情報の宝庫

エッセイスト桜井洸希が、サラリーマンの会社員生活に劇的な変化をもたらす情報を提供しています。心理学的な視点も駆使して、画期的な職場の人間関係の改善策、仕事上の悩みの解決策をご提案いたします!!

【これは使える!】職場の飲み会で上司が語りだす「若い頃のお話し」について

f:id:sakuraikoki:20171210162105j:plain

 

 早いもので、忘年会シーズン真っ只中ですね!そんな職場の飲み会で見かける、あるある話。

 上司が若手の部下たちを相手にして、自分の「若い頃のお話」を延々と語っている風景、思い浮かびませんか?どこの会社でも当たり前のように繰り広げられるこの場面。そこでも、上司と部下の大きなすれ違いが発生しています。このポイントに気が付いていないと、飲み会の度に上司と部下の心理的な距離が広がってしまう。たかだか飲み会といえども、非常にリスキーなイベントになり得るのです。

 それでは一体、どのようなすれ違いが生じているのでしょうか。両者の心理を詳しく分析いたします。

 

 

◯上司は、自慢がしたい一方で、部下のためになればと思っている。

 自分の若い頃の話を意気揚々と語る上司。当然、自慢したいという気持ちが前面に出ています。先輩を差し置いて大きな契約を取付けたこと、徹夜で仕事してプロジェクトの企画書を完成させたことなど、昔のエピソードをまるで武勇伝かの如く語る。しかも、その武勇伝をうんうん頷きながら耳を傾けてくれる部下たちに囲まれている。家庭では誰も興味を示してくれない話を、素直に聞いてもらえる!上司としては、気持ちよくて仕方ありません。この快感は、一度知ってしまうと止みつきになる。もう、飲み会の度に部下を周りに座らせ、若い頃の話を何度も何度も語り尽くします。

 ただ、その反面で、部下に自分の経験を伝えたいという希望も持ち合わせています。例えるなら、まさに親心。自分の持っている知識や経験を下の世代に伝達することは、人間にとって本能的な行動です。自分の知的財産を部下たちに伝えて、より良いサラリーマン人生を送ってもらいたい。上司としての注目したい気質なのです。

 

 

◯部下は、つまらないのでさっさと終わって欲しいと思っている

 一方で、聞かされている部下の心境は、いかがでしょうか。もう、ご想像がつくでしょう。うんざりしています。はっきり言って、上司の昔の話など、部下たちの大半はほとんど興味を持っていない。つまらないので、さっさと終わって欲しいと思っています。ただ、興味なさそうにしてしまうと、上司が機嫌を損ねることは容易に想像がつく。だから、不本意ながらも、さも興味津々であるかのように笑顔を取り繕い、うんうん頷きながら上司の武勇伝に耳を傾けているのです。なんと健気なことでしょうか。

 もちろん、おじいちゃんおばあちゃんの昔話を聞くように、本当に興味をもって聞いてくれる部下がいないわけではない。ただ、興味ない部下の方が圧倒的多数であることは火を見るよりも明らかです。なぜなら、自慢話ですから。子どもの頃を振返って、「お父さんが子供の頃は、もっと頑張って勉強したものだ」などという自慢話に迷惑した記憶もお持ちのことでしょう。上司の若い頃話も、結局、本質は一緒。子どもの頃に迷惑した記憶も手伝い、本能的に上司の武勇伝に耳を塞いでしまうのです。

 

 

◯このすれ違いの解決策

 このように、何てことのない飲み会の一場面でも、実は上司と部下の間で大きなズレが生じています。このズレを放置しておくと、飲み会のたびに両者の溝は深まるばかり。いつしか、部下たちはその上司の陰口ばかり言いだすようになり、人間関係がギクシャクしてしまいます。このような事態、絶対に避けたいですよね。そのためには、お互い、飲み会の場面でどのような配慮が必要なのでしょうか。

 上司の場合。某IT企業の部長Fさん(男性/40代)は、飲み会の場面において、話すだけでなく、「聞く」ことに重きを置いています。飲み会で部下とコミュニケーションをとるときは、まず部下たちの話を聞いてあげる。特に、日頃から溜まっている不平不満や愚痴です。「本当、いつもあの課長の言うことには、納得いかないんですよ!」「あの人がちゃんと仕事しないおかげで、私が迷惑してるんです!」こんな日頃の鬱憤を、まずはひたすら聞いてあげる。それから、自分の過去の体験談を語ります。部下たちは、自分たちの不平不満に対するリアクションだと認識し、素直に聞こうとします。一方、Fさんご自身は、自分の若かりし頃の話を雄弁に語れるので、大満足です。お互い、Win-Winの関係で最良の雰囲気が出来上がり、飲み会の時間が過ごせるのです。

 一方で、部下の方も、自慢したいだけで上司が自分の若い頃の話をしているわけではないことについて、理解を示してあげましょう。Fさんの部下のTさん(20代/男性)は、その点が非常にうまい。Fさんが話している中で、疑問点や気になる点があったら、ためらうことなく「部長、それってどういうことですか?」「とても参考になるので、詳しく聞かせてください!」と質問しています。これなら、Tさん自身が興味を持てる方向に話を進められる。Fさんも、ますます「こいつのために話してあげよう!」と意識するようになる。Tさんのリアクションにも気を配りながら、語るようになるわけです。両者にとって、望ましいコミュニケーションが図られるのです。

 

 

 

-------------------------------

電子書籍のご案内!

 『仕事の悩みをスッと消し去る33のテクニック』総合出版すばる舎

 職場のストレスで悩むサラリーマンの皆様にお届けしたい内容が満載です!!

 詳細は下記URLから!!