桜井洸希

エッセイスト桜井洸希 サラリーマンの仕事の悩みを一瞬で解決する情報の宝庫

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「本当にダメだな!あの部署は!」やたらと他部署批判をする上司。上手に接するには・・・?

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◯上司は、単純明快に他部署を批判しているだけ

 サラリーマンは組織人。仕事を進める上でも、部署間の協力は不可欠です。ときには、困難な折衝に当たることも多いことでしょう。しかし、いつでも円滑な協力関係が結べるとは限らない。例えば、企画部門で斬新なアイデアがまとまり、担当の部下が経理部門に掛け合ってみたときのこと。予想以上に経理部門の財布のひもは固く、「そこに予算はつけられない。」と門前払いをされた部下。その状況を上司に報告すると、堰を切ったように、上司は「本当にダメだな!あの部署は!」と大激怒…。良く見受けられる光景でしょう。しかし、この場合で取り交わされる上司と部下とのコミュニケーションでも、実は両者の間ですれ違いが起こっているのです。

 上司は、「本当にダメだな!あの部署は!」と、報告した部下に対して言い放ちます。しかし、その矛先は、決して部下本人ではない。ただ単に、相手方の部署を批判しているだけです。そして、自分たちの部署の正当性を訴えたがっているのです。上司としては、自分たちのプロジェクト案を自信持って進めたいと思っていた。それにもかかわらず、部下からまさかの社内ストップの報告。まるで自分が全否定されたように感じ、思いっきりカチン!ときます。そして、ついつい反射的に「本当にダメだな!あの部署は!」と言い放ってしまうようなのです。

 もちろん、部下にイライラをぶつけたい気持ちも少しはあるようです。しかし、最も腹を立てている原因は、やっぱり相手の部署であることに変わりはない。ここで部下を責め立てたって、単なる八つ当たりにしかならないことは、上司も重々理解しています。いくら真っ赤な顔をしていたとしても、部下を責めようという気持ちは、ほとんど持ち合わせていないようです。ご安心ください。

 

 

◯一方の部下は、「本当にダメだな!あの部署は!」と上司からぶちまけられると、まるで自分が責められているのだと受け取ってしまう

 しかしながら、一方の部下の立場はいかがでしょうか。「本当にダメだな!あの部署は!」と上司から恐ろしい顔で言われたときは、本気で怖がります。そして、自分が責められているのだと受け取ってしまう傾向が強いようです。上司の口から出る「本当にダメだな、あの部署は!」言葉通りに受け取れば、もちろん怒りの矛先は「あの部署」。しかし、案件を担当している部下としては、仕事がスムーズに進まないことに対して、大なり小なり責任を感じていることは事実です。その後ろめたさをもったままで上司の激怒を目の当たりにすると、とてもその文面通りになど言葉を受け取れません。上司の表情や声色、そしてセリフが物理的に部下に向かってぶつけられているため、どうしても自分自身に対しての責めの言葉であると感じてしまうようなのです。そして、部下は上司に対して何も言えなくなってしまいます。

 もちろん、「自分は頑張ったんだから、悪いのはあの部署だ!」という思いも、部下の中にはあります。しかし、上司の怒りによって生み出された緊迫感をダイレクトに受けてしまったからには、もう部下は怯えるしかない。それもそのはず、上司の怒りのきっかけは、他でもない部下からの報告内容なのですから。そして、全ての言葉の行間に「こんなことになったのは、お前が悪い!」というメッセージが込められているかのように感じてしまうケースがとても多いようです。

 

 

◯部下ができる改善策は、ずばり「『私も本当に、困っているんですよ』と自分も被害者であることを強調すること!

 上司は、「本当にダメだな!あの部署は!」と部下に言い放つものの、その目的は単に相手方の部署を批判しているだけ。その一方で部下は、「本当にダメだな!あの部署は!」と上司から恐ろしい顔で言われたときは、自分が責められているのだと受け取ってしまう。この両者間のすれ違いを放置したままでは、上司と部下の心は見る見る距離が離れ、信頼関係は崩壊してしまいます。それでは、このすれ違い、一体どのように解消したら良いでしょうか。

 

 「私の場合、迷わず『私も本当に、困っているんですよ。』と上司に同調します。自分が悪いわけでもないのに責められるのは嫌ですからね。」(20代男性/メーカー勤務)

 

 ここでのポイントは、自分も被害者であるということを強調すること。そのために、「私も本当に、困っているんですよ。」この一言を言いましょう。上司の激怒する姿を眼の前にすると、その場を逃れたいと思う心理が働き、ついつい自分を責めようとしてしまいます。もし「私の力不足で、経理を説得できず…」なんて間違って言おうものなら、上司は本気でそう思い込んでしまう。これでは、部下は踏んだり蹴ったり。だから、自分も被害者であるのだと上司に意識づけましょう。もちろん、上司が真っ赤な顔をしている目の前で「私も本当に、困っているんですよ。」と被害者面したセリフは、怯えて言いづらいかもしれません。しかし、伝える勇気を振り絞ることが大事。この勇気が、間違いなくあなたにとって有利な状況を導いてくれるはずです!

 

 

◯実は上司も、部下に労いの言葉をかけてあげたい?

 「部下から折衝の報告を受けた際には、必ず『お前は良くやってくれたよ。』と声をかけるようにしていますよ。ついつい声を荒げてしまいがちですが、間をおいて冷静さを意識し、ねぎらうようにしています。この一言があると、部下の表情が緩むんです。」(40代男性/メーカー管理職)

 中には、こんな風に部下に対する労いを忘れない上司もいるようです。ご自身も若い頃、上司への報告の場面で散々怯えてきた経験をお持ちなのでしょう。だからこそ、ついつい第三者への怒りの感情を爆発させてしまった時にでも、部下のモチベーションを決して下げないための配慮ができるのです。こんな理想的な上司が(まれに?)いることも、決して忘れず希望を持ちましょう•・・。

 

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